レモンは柑橘ですので冬が旬ですが、ビタミンCやクエン酸が豊富で、そのキュッとした甘酸っぱさが暑い季節のお菓子として
とても好まれます。10年くらい前から格段に進歩した貯蔵技術と特殊な袋の発明で収穫仕立てのみずみずしさを長く保って
おくことができるようになったそうです。

かぼちゃもハロウィンの秋や冬至の冬のイメージの野菜ですけれど、収穫は夏が最盛期です。
でも、少し追熟をした方が栗やさつまいもと同様に甘みが増して美味しくなりますし、固い皮が貯蔵向きの野菜ですから、
秋冬にお菓子にするのはとても理にかなっています。

風薫る五月ですが、実は、そろそろ沖縄のかぼちゃが市場に出回りはじめます。
サトウキビからかぼちゃへと転向する農家さんが増えているそうで、お値段は南半球の外国産のものよりもお高めですが、
近所のスーパーで見かけることが増えてきました。
秋冬のイメージが強いかぼちゃですけれど、日差しが強くなっていくこれからの季節、かぼちゃのビタミンA、E、Cはお肌を守ってくれる
栄養やポリフェノールがいっぱいの野菜は魅力的。国産ならなおさらです。
初夏が旬のブラックベリー、さくらんぼとともに、沖縄のかぼちゃを使ったお菓子を今年も並べたいと思っています。