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シュトレンについて

街はそろそろクリスマスシーズンとなり、そろそろいろんなお店にシュトレンが並び始める頃ですね。
こちらはモーンシュトーレン。芥子の実のペーストを巻き込んで作る、モーンシュトレンです。
シナモン、ナツメグ、バニラ、胡椒、カルダモンなどのスパイスや、バターやお砂糖がしっかり入る甘いイースト生地は
普通のシュトーレンとほぼ一緒。その生地に芥子の実で作るペーストを巻き込んで作ります。
モーン(けしの実)バックマッセという便利な材料もあるのですが、ペーストは手作りもできます。
その材料は芥子の実、蜂蜜、アーモンド、バター、ケーキクラム(この時はカステラ)などなど。
フープロに念入りにかけてペーストにします。
けしの実を使うお菓子はドイツでも旧東ドイツの方でなじみ深いお菓子とのこと。
濃厚な芥子の実の風味は、日本では好みが大きく別れるだろうなと思うのですが、私は好きです。
日本の私たちがひな祭りに桜餅、子供の日に柏餅を食べるように、もしくはそれ以上にドイツのかたにとってのシュトレンはクリスマスには欠かせないお菓子なのでしょう。
 
ロールケーキを両端から丸めていくようにしてこんな風に型入れをします。冷蔵でゆっくり発酵させます。
焼き上がりにたっぷりのバターとシナモンシュガー、そして粉糖で完成。
このタイプのシュトレンは、クリスマスシーズン以外にも町のパン屋さんでならんでいるそうです。
普通のシュトレンはホールで買って少しづつ味わいながら頂くお菓子の為カットして売るのは憚られるのですけれど、
このシュトレンならいいかな、と思ってそのうちお店でも並べたいと思っています。

   
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