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シェアキッチンのお菓子屋さん

とある日の、開店前日の焼成作業がほぼ終わった様子です。無事に予定していた通りにやり遂げられたら一番ほっとする瞬間です。
ここから先は翌朝の作業になるので、30分くらいかけてお菓子を番重や保管ケース、冷蔵庫に移し、洗い物、清掃と片付けをしてその日は終了。少しでもいろいろな種類のお菓子を並べてお客様に楽しんでいただくために、毎回手書きで営業前日と当日の詳細な工程表とタイムテーブルを作っています。ザッと書き上げてじっくり眺め、無駄な洗い物の回数はないか、オーブンの空き時間を少しでも少なく効率的に使えているか等々チェックし改善をして、全部のお菓子の様々なパーツを作っていく順番まできちんと決めています。
そしてその作業が利用予約時間内で終えられるかどうかを考え、最終的にどのお菓子をいくつ作るかを決め、メニューに書き上げる、ここまでが営業前々日の仕事です。フードプロセッサーも作業の順番を間違えると洗い物が一回増えてその分タイムロスになりますから、ひとつのお菓子を作って次を作るのではなく、複数のお菓子が同時進行なのです。手を動かしながら頭の中で考えるのはその先のさらにその先の工程のこと。決められた時間の中で必ず仕事を仕上げなければいけないシェアキッチンはそこが普通のお店と違う大変なところです。
系列のシェアキッチンメンバーさんたちの中で私が一番かなりの年長だと思うのですけれど、こういうことも脳のボケ防止になるに違いないとポジティブに考えることにしています。帰宅後は翌日に備えて寝るだけかというとそうではなくて、お客様からのお問い合わせやリクエストの返信や、補充品や備品のチェックをし、(主婦の仕事もして)それから就寝。

この仕事は体が資本ということを念頭に、時に「自分はプライスレス!」と甘やかしてあげたり、ダラダラと過ごすことも忘れないようにしています。

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